第7回寺子屋、開校しました!
- days0828
- 9月8日
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2025年9月5日(金)に、「第7回こどもホスピス寺子屋」を開催し、24人の方々にご参加いただきました。
今回のテーマは、「いのちと向き合い暮らすこどものきょうだいへの支援」で、講師に、名古屋大学大学院の看護科学教授、新家一輝先生をお招きしました。
新家先生は、小児看護から始まり、NPO法人しぶたね、NPO法人愛知こどもホスピスプロジェクトの活動をとおして、長くきょうだい支援に関わってこられました。

しぶたねでは、きょうだいのためのヒーロー「シブレンジャー」や、
たくさんの大人の優しい空気で子どもたちを支援しています!
その豊富な経験から、きょうだいの約3割に、情緒や行動の問題が生じること、きょうだいが抱く感情、そしてきょうだいのニーズをわかりやすく教えていただきました。
私たちも、つい「〇〇ちゃんのお姉ちゃん、お兄ちゃん」などと言ってしまいがちですが、まずは、きょうだいの個を認め、当たり前のことではありますが、その子の名前で呼ぶことから始めたいと思いました。

後半は、イギリス、オランダ、ドイツのこどもホスピスやこども病院の紹介がありました。
海外のこどもホスピスでも、きょうだい支援に力を入れており、その活動が紹介されました。きょうだい支援には既存のサービスがないため、こどもホスピスこそが役割を担うべきなのかもしれません。

きょうだいのためのスペシャルケアプログラムとは?
ところで、紹介されたこども病院では、病棟でのきょうだいの面会制限がないとのことです。
日本では全国的に、小児病棟では15歳以下のこどもは病棟に入れないところがほとんどです。親だけ面会に入り、一人廊下に残されるきょうだい・・
おそらくほとんどの施設で、慣習的に行われているこどもの面会制限が、きょうだいの心に大きな傷を作っているとしたら、医療機関の責任は重大です。この大きな問題に、どのように対応したらよいのか・・
こどもホスピスの立場から、問題提起していくことも、必要なのかもしれません。この勉強会で改めて、すぐには解決できない、問題の重さを認識することになりました。
これからも、LTCのこどもたちをめぐる様々な課題について、勉強会を行っていきたいと思います。

(執筆:あゆみん)






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