top of page

第6回 こどもホスピス寺子屋を開催しました!

2025年6月13日(金)に『第6回こどもホスピス寺子屋』を開催いたしました。

今回のテーマは『こどもの心臓病の特徴』についてでした。

講師には、こどもの心臓病の診療に長年携わってきた中島弘道先生をお迎えしました。

中島先生の登られた穂高連峰(撮影:中島先生) ※CHD:Congenital Heart Disease=先天性心疾患
中島先生の登られた穂高連峰(撮影:中島先生) ※CHD:Congenital Heart Disease=先天性心疾患

参加者は37名で、過去最高の人数となりました。

医療関係者やボランティア希望の方をはじめ、心臓病患者やそのご家族、さらには千葉県内だけでなく東京や横浜からもご参加いただき、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。

中島先生と寺子屋参加者との質疑応答
中島先生と寺子屋参加者との質疑応答

はじめに、心臓の構造や体に送られる酸素化のしくみなど基本的な内容を、医療関係者でない方にもわかるように、とても丁寧に説明していただきました。

私は医療関係者ですが、遠い記憶を呼び起こし、学び直す良い機会となりました!

講義資料
講義資料

続いて、こどもの先天性(生まれつきの)心臓病にはどのようなものがあり、その病気の特徴や実際の治療について具体的に教えていただきました。

また、普段ニュースでしか耳にしない、心臓移植の話なども聞くことができました。

講義資料  ※CHD:Congenital Heart Disease=先天性心疾患
講義資料  ※CHD:Congenital Heart Disease=先天性心疾患

私たちの活動に関わるLTCのこども(いのちと向き合い暮らすこども)の中には、重い心臓病を抱えるこどもも含まれます。

今後、私たちが心臓病のこどもと関わる上で大切なことは

  1. こどもの機嫌を確認すること

  2. こどもを泣かせないこと

  3. 機嫌が悪ければ、とことん甘やかすこと

  4. 点滴などが入っている場合は、絶対に抜かない様に気を付けること

  5. 酸素吸入中の場合は、多少ずれても慌てないこと

まとめの資料
まとめの資料

なぜ泣いてはいけないのか、泣くとどのような負担がこどもにかかるのかなど丁寧に教えて頂きました。私たちは今後存分に甘やかし(笑)、ご機嫌さんになってもらえるように関わって行きたいと思いました。

(執筆:髙橋 恵)

Comments


bottom of page