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第5回こどもホスピス寺子屋を開催しました!



2024年11月22日(金)、第5回こどもホスピス寺子屋を開催しました。今回は、「病状が厳しい時でも終末期でもこどもには遊びが必要」とのテーマでした。講師は、ちばこどもホスピスプロジェクトのメンバーであり、「Make a wish」でボランティアをしている野口文子さんでした。



参加者は15名で、医療関係者やボランティア、こどもと関わろうと考えていらっしゃる方など、多岐に渡りました。初めましての方が6名いらっしゃり、とても嬉しかったです。


最初に、「病気があることで本来こどもがもっているものが奪われている」というお話がありました。病気そのものや、病気の治療・入院など、病気に関連してこどもはこどもらしい「日常を」過ごすことが難しいのです。



病気のこどもたちの非日常を「日常」にするためには、「遊び」が大切、ということで、病気のこどもにとっての遊びの意義を5つ教えて頂きました。


 1 こども本来の成長発達を維持する

 2 受け身ではなく、主体性をもつことができる

 3 日常性を取り戻す

 4 個々の自由な感情表現ができる

 5 病気である自分を忘れて本来の自分でいられる



その後、野口さんが「Make a wish」で関わった事例や、昨年ちばこどもホスピスプロジェクトの「ゆめ☆かな」で関わったお子さんのご紹介をしてくださいました。


遊ぶことは、こどもに笑顔や自分らしい時間をもたらします。また、こどもの夢を叶えることは、こどもの自信につながり次の目標へのステップになります。さらに、こどもが笑顔で過ごすことは、家族がこどもの病気と向き合い、こどもがお空に旅立った後にも、家族が前を向いて歩く力になります。


お話の後、参加者からの体験を聞かせて頂くことができ、こどもと家族が、その子らしい時間、その家族らしい時間をすごすために、「遊び」はとても大切だということを再認識することができました。


ちばこどもホスピスプロジェクトでは、これからもこどもらしい遊びの時間を計画していきます。

次回の勉強会は4月以降に開催予定です。予定が決まりましたら、HPでお知らせします。


(執筆:小川純子)

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