第2回 こどもホスピスフォーラムを開催しました
- 香織 佐伯
- 4月3日
- 読了時間: 2分
更新日:4月7日
ちばこどもホスピスプロジェクトのNPO法人1周年を記念して、3月23日に「始動 千葉にこどもホスピスを! 地域と共に『命に向き合い生活しているこどもの居場所』を創る」と題したフォーラムを開催しました。

会場の千葉市文化センターのセミナー室に医療・福祉、行政関係者、市民の方々94名が参加し、小川理事長からは1年間の活動報告と共に、先月できあがったばかりの5年後・10年後の活動の方向性を示すミッション、ビジョン、キャッチフレーズが力強く紹介されました。
ミッションは
いのちと向き合うこどもと家族が「ひとりじゃない」と感じられる時間と場を届ける
ビジョンは
・いのちと向き合うこどもと家族が、病気や障がいがあっても、旅たちの後も、自分らしい「今」を過ごせる場所を千葉につくる
・いのちと向き合うこどもと家族の想いに寄り添う地域社会を目指す
キャッチフレーズは
ともに紡ぐ 愛おしい「今」
また、2022年10月の活動を始めた時のちばこどもホスピスプロジェクトの会員は20名でしたが、2025年2月には会員・ボランティア登録者は約150人+賛助会員(団体)3団体となり、共に活動してくれる仲間が増えているという嬉しい報告もありました。
基調講演は「地域における小児緩和ケア実践と運営における課題」と題して、こどもホスピス活動をはじめて10年になる大阪TSURUMIこどものホスピスゼネラルマネージャー水谷綾さんから施設整備の経過、試行錯誤の新たな取り組みへのチャレンジ、直面する課題が語られました。利用者への目線、スタッフに求める資質、活動の目標など決して簡単ではない取り組みですが、ぶれない信念と真摯に向き合う堂々とした姿勢に感服でした。

続いて、「こどもホスピスを創るために必要なこと-ものは?」と題してシンポジウムが行われました。

医療法人財団はるたか会 あおぞら診療所まくはりの院長の児玉一男さん、東京こどもホスピスプロジェクト代表の佐藤良絵さんのお話から、家以外のあそび場やレスパイトハウスの必要性、退院後の地域での相談窓口、学びの場、グリーフケアの必要性などを伺いました。
ちばこどもホスピスに期待されることや、今後の活動と支援の輪をどのように広げていけば良いのかを考える良い機会となりました。
(執筆:大森)
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