7月14日(日)に夏まつりイベントを開催しました。
ちばこどもホスピスプロジェクトとして、夏祭りやクリスマス会などのイベント開催は早くも4回目。

今回は、ウェルザップ(※)とのコラボ企画で、これまでより参加人数もスペースも、とても大きな規模になりました。
※ウェルザップは、「一般社団ソーシャルサポートアソシエーション・ルーツ」の事業の一環として、医療的ケア児や重症心身障害児の外出支援や、摂食嚥下障害のあるお子さんの食べる楽しみをサポートしている団体。

当日は小雨が時々降る蒸し暑い天候。一部テラスも利用しながら、ほとんどが室内での活動だったため、おおむね快適に過ごすことができました。

メイン会場では「やぐら」を組み、みんなで回りを囲んで歌ったり踊ったり。
22家族の子どもとおとな77名、ボランティア+スタッフ83名、総数160名というたくさんの人が参加。たいへんにぎやかに盛り上がりました。

重い障がいや病気があると、人混みを避けたりそもそもバリアフリーでなかったりするため、どうしても「おまつり」とは縁遠くなってしまいがちです。今回は気兼ねも心配も無い夏まつり。子どももおとなも思い切り楽しむことができたようです。

「ヨーヨー釣りを初めてやった!」
「久しぶりに家族と家族でゆっくり話ができた!」



「おまつりの屋台で、形態食が食べられるなんて!」

「太鼓に合わせてたくさん体を動かし、伸び伸びと楽しんでいました!」
「スヌーズレンの部屋では子どもと一緒に寝ちゃった!」
…いろいろな声が聞こえてきました。

会場は淑徳大学千葉第二キャンパスをお借りしました。おむつ交換の部屋として、会場2階の「母性・小児看護学実習室」を使用。たくさんの小さな赤ちゃんの人形、保育器に入った人形も置いてありました。ホワイトボードには超低出生体重児に関する記述が残っていました。
思えば今回のイベントに集まっているお子さんのほとんどはNICUの「卒業生」。人によっては命の決断を迫られ、危険な状態を乗り越え、たくさんの人たちの協力で授かった命です。豊かに、生き生きと、あるいは「普通」に生きていくことができるようになることを、改めて願わずにいられませんでした。

(執筆 たけうち)
ความคิดเห็น